White

わたしによる、わたしのための、わたしのめも。

夢から覚めて

目が覚めると、そばに彼がいなくてとても寂しくなった。




まるで夏合宿の次の日のような喪失感。彼のいない世界なんて…そんなことを考えるレベル。




でも、そんな中行ったバイトはとても上手くいった。むしろ褒められた。レジ地獄だったけど怒られなかった、今日レジめっちゃ良かったよって副店長にまで言ってもらえたんだからこれ以上嬉しいことはない。




怒涛の繁忙日8時間労働が終わる頃には、昨日の出来事は幸せな夢だったのではないかと思うくらいまでにはなった。その夢のために私は頑張っているのだと。そう思えば働く意欲もわく。




なかなか良い日だったと思う。世界は思っていた以上に穏やかであった。